サリドマイドが復活!血液がんの患者に朗報?

サリドマイドが復活!血液がんの患者に朗報?

胎児への深刻な薬害で販売が中止された「サリドマイド

日本では『薬害の代名詞』のようなイメージの強いサリドマイドですが、

販売会社の安全管理策が妥当だとして年内にも

販売再開される可能性があります。

 

その安全管理策とは、

@サリドマイドを使用する医師、薬剤師、患者を登録制にする。

 

A不要になった薬はすべて回収する。

 

B第三者機関が順守状況をチェックする。

 

この第三者機関には患者団体、被害者団体の代表者や国の担当者も加わり

運営費用の一部は国が負担するそうです。

 

 

サリドマイドには、

細胞の増殖を抑え、血管が新たにできるのを止めるなどの作用があります。

 

それが骨髄腫細胞の増殖を抑える一方で、

妊婦が服用すると胎児の成長が妨げられ、

死産や手足が短いなどの障害を起こすと考えられていますが、

 

抗血管新生作用や腫瘍壊死因子(TNF-α)阻害作用などから、

使い方を間違わなければある意味

「夢のような薬」ではないかというぐらいの薬です。

 

 

承認申請した藤本製薬の安全管理策の最大の目的は、

薬と胎児の接触を避けることで、

 

治療を受けようとする患者は富士製薬のセンターに

登録が必要になってきます。

 

サリドマイドは精液中にも移行しますから、

男女を問わず薬害の歴史や避妊法に関する教育ビデオを見たうえで

理解度てすとでに全問正解しないと登録できません。

 

 

登録後も定められた方法で避妊したか?

妊娠可能な女性の場合は妊娠検査の結果などを、

毎回の診察時や薬の調剤前に、医師と薬剤師から繰り返し確認されます。

 

サリドマイドの副作用はどのようなものですか?」などと

毎回聞くのはばかばかしいという声も上がっています。

 

確認作業があまりに煩雑だと、逆に守れない懸念もあるとして、

被害者側からも苦言が出て一部は修正されたようです。

 

安全管理策について厚生労働省は、

「いかに患者から正確な情報を聞き出し、より良い仕組みに改善していけるか。

運用しながら実効性を高めていく必要がある」としています。

 

 

ところで、あなたは「典子は、今」という1981年公開の映画をご存知ですか?

自ら主人公を演じ、大きな反響を呼んだ映画でしたが、

 

母親が妊娠中、つわり防止や安眠のため服用した薬に、

サリドマイドが含まれていたため、両腕に障害を負われた典子さん。

 

生まれつき不自由な両腕の代わりに足や上半身を器用に操ることを覚え、

現在は講演活動を通じて差別のない社会を呼びかけていますし、

サリドマイド管理体制の徹底も訴えています。

 

サリドマイド販売再開を知って、

「薬自体に罪はない。(血液の)がん治療薬として販売すること自体に

抵抗はないが、妊婦が服用する可能性がゼロとは言えない。

医療機関での管理や使用法を徹底させることができるのか・・・。

正直、複雑な気持ちです」と打ち明けています。

 

 

サリドマイドは世界で1万人を超える副作用被害者を出した医薬品です。

ただし、これは、誤った使用法によるものであり、

薬自体が100%悪いというものではありません。

 

危険性を察知しなかった企業、

適切な使用を指導しなかった医療機関などが起こした人災であると言えます。

 

典子さんと同じような被害を出さないように、

万全の対策をとってほしいですね。

 

 

典子44歳いま、伝えたい


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