LDコレステロールに異常値を計測した?
あなたも健康診断をよくされると思いますが、
たとえば、その結果がGPTが57とか
LDL(悪玉)コレステロールが168とか、
普通より異常値を計測した時などすでに病気になっているのでは・・・と、
心配しますね。
ただ、この場合LDL(悪玉)コレステロールが高いですけれど、
HDL(善玉)コレステロールが基準内なら安心してもいいかもしれません。
病気の場合、LDL(悪玉)コレステロールが高くて、
(善玉)コレステロールは基準より低くなると思います。
コレステロールはあなたもご存知のように、
LDL、HDL、VLDLの3つの成分に分かれていますが、
LDL(悪玉)コレステロールは、
肝臓でつくられたコレステロールを各臓器に運ぶ働きをしている
低比重リポたんぱくのことですね。
LDLコレステロールは、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを
血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となるため、
「悪玉コレステロール」と呼ばれていますが、
血液中の総コレステロールの2/3はLDLコレステロールが占めているので、
コレステロール総量が多い場合は、
LDL、つまり悪玉コレステロールが多いと考えられます。
検査も、前日にコレステロールの多いものを食べた時などは、
数値を高くなるので一回の結果からは判断できないでしょうから、
数度検査してやはり値が高ければ考えることが必要になってきますね。
よく薬を飲む方などは、薬を飲んでいなかった時期があると、
甲状腺ホルモンが多い時にコレステロール代謝が多くて、
体がコレステロール生産を多くすることもあります。
その後、薬を飲むようになりコレステロール代謝が減る場合は
余ったコレステロールかも知れませんが、
1年くらいコレステロールが高くても、
血管が切れるような影響はありませんから
心配しないでくださいね。
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授乳中女性のLDLコレステロールが高い場合は?
女性の場合で普通はコレステロール値は高くなかったが、
授乳中の総コレステロール値が287、LDLコレステロールが201と
高くなるケースもあるそうです。
こういう授乳中の時は、
よくコレステロール値が高くなることがあり、
妊娠授乳期のコレステロール値の正常値はいいにくい面もありますが、
妊娠中は通常の月経周期と異なり、ホルモン産生が高いので、
原料となるコレステロールがいつもより多いのが正常で、
総コレステロールが300mg/dl台もまれではありませんから、
逆に妊娠中に過度の食事制限をすると栄養障害を起こす可能性がありますので、
普通の食生活で大丈夫です。
「高コレステロールは危険だ」を信じますか?
あなたは、「高コレステロールは危険だ」という今までの定説を信じていますか?
この定説を信じて、コレステロールの多い食品を制限し、
コレステロールを減らす薬を飲んでいませんか?
しかし、この定説は今や過去の誤った医学常識になってきていることを
あなたはご存知だったですか?
今までの日本でのコレステロール値の主な基準は、
日本動脈硬化学会が2002年に発表した
「動脈硬化性疾患診療ガイドライン」だったそうです。
それによると、血液1デシリットル当たりの総コレステロール値が220mg以上、
悪玉のLDLコレステロール値が140mg以上の場合は、
高コレステロール血症と診断されるとしてきました。
ところが、この基準には大きな疑問が提起されてきました。
なぜなら、さまざまな研究によって、総コレステロール値が低すぎると
逆に死亡する危険度が高まることが明らかになったからです。
たとえば、全国300地区で30歳以上の男女計9726人を14年間、
追跡調査した研究報告があります。
その結果をみると、
総コレステロール値が240〜260mgの時に、総死亡率は最も低くなっています。
そして注目するところは、総コレステロール値が160mg未満のときに
総死亡率が最も高いということです。
260mg以上になると、総死亡率はまた上昇に転じています。
また、欧米化した食生活をしているハワイの日系人の男性8000人を
対象に9年間にわたって行なった追跡調査でも、
総コレステロール値が210〜239mgの人の死亡率が最も低くなり、
総コレステロール値が低くなるほどガンによる死亡率が高くなっているそうです。
このような、多くの研究結果から、総コレステロール値は250mg前後の人が
病気になりにくく、死亡率も低いといえるようです。
ですから、薬などでコレステロール値を下げすぎると、
ガンや自殺、ウツなどが増えやすく、短命にもなりやすいことがわかっています。
じつは、今年の2月に日本動脈硬化学会では、
高コレステロール血症の診断基準を改定しました。
具体的には、総コレステロール値220mg以上という従来の基準をなくし、
悪玉のLDLコレステロール値が140mg以上という条件だけを、
診断基準にしたのです。
しかし、この基準では、総コレステロール値にすると、
220mgくらいに相当し、結局は何も変わりません。
あなたも総コレステロール値や悪玉のLDLコレステロール値が
高めでも必要以上に心配しないでくださいね。
特に女性は、更年期以降の総コレステロール値が自然に上昇しやすいですが、
動脈硬化による心臓病のリスクはあまり高くはなりません。
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